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​イベント開催
『Z世代CAFE ~大学を語ろう~』

​2022年5月7日 17:00~18:30@Zoom

  2022年5月7日『第2弾Z世代CAFE~大学を語ろう~』を開催いたしました。政治家、官僚、財界人それぞれの立場から求められる「能力」「生き方」とは何かについて、1時間以上にわたってパネルディスカッション形式でお話を頂きました。

​ また、今回のイベントには、Z世代を中心として70名以上が参加し、日本の教育について真剣に考え、質疑応答でも多くの手が上がる白熱した会となりました。

​1.概要

・日時:2022年5月7日(土)17:00~18:30

 タイムテーブル

16:00 スタッフ最終打ち合わせ

16:30 パネリスト接続テスト  

16:45 参加者入室開始

―――本編スタート――――――――――      

17:00 オープニング、開会挨拶(司会:加藤みづな)

17:02 主催者挨拶(未来政治経済研究会 島田光喜代表)

17:04 パネリストのご紹介(司会:加藤みづな)

―――パネルディスカッションスタート―――

17:10 テーマ1つ目(モデレーター:鵬志会 栗林魁幹事長)

17:26 テーマ2つ目

17:42 テーマ3つ目

―――質疑応答―――――――――――――――

18:00 質疑応答①(モデレーター:鵬志会 栗林魁幹事長)

18:10 質疑応答②

18:20 質疑応答③

―――全体―――――――――――

18:25 各パネリストコメント(3分間)

18:28 パネリスト退出

18:29 クロージング(司会:加藤みづな)

18:30 アンケート、終了

 

・場所:Zoomを用いたオンライン開催

 

・演題:『Z世代カフェ ~大学を語ろう~』

①大学入試制度改革について

②大学で行われるべき教育について

③少子化やグローバル化、DXなど社会が目まぐるしく変わる中、日本教育そのものはどうあるべきか。

 

・登壇者

下村博文(衆議院議員、元文部科学大臣)

浅野大介(経済産業省 教育産業室長)

青木仁志(アチーブメント株式会社 代表取締役会長兼社長)

栗林魁(早稲田大学鵬志会 幹事長)

加藤みづな(日本経営道協会 アシスタントプロデューサー)

 

・共催:未来政治経済研究会、早稲田大学鵬志会

 

・企画協力:

 公益財団法人松下幸之助記念志財団 松下政経塾、法政大学志雄会、学習院大学国際政治研究会、成蹊大学政治学研究会、中央大学政治学会、同志社大学政治学研究会、専修大学創志会、立命館大学政治研究会

 総合MC:加藤 みづな

​主催者挨拶:島田 光喜

『Z世代カフェ』は、新型コロナ感染症の拡大により、大学の授業やサークル活動など特に若者が大きな不自由を強いられていたことに端を発し、若者と社会現場の最前線にいる識者が接点を持てるようなコミュニティ、そしてオンラインで同じような社会問題に対して問題意識を持つ同志がつながれる場所を作りたいという思いで2021年8月頃に超党派の国会議員16名による『Z世代カフェ~政治家と語ろう~』を開催しました。

 今回は、その第2弾企画として、一昨年からの大学入試共通テストの導入、そして新型コロナ感染症をきっかけとしたGIGAスクール構想の実施など、新しい教育の形への変容を踏まえて、「教育」をテーマとして設定させていただきました。第1回目に引き続き、オンラインでの実施となりましたが、各パネリストの皆さんをはじめ、多くの関係者の皆様のご協力の下、大きな滞りもなく閉会を迎えることができました。誠にありがとうございました。

​パネルディスカッションの様子

​2.パネルディスカッション

 冒頭、衆議院議員 下村博文氏の「結局、日本の入試改革は頓挫してしまい、当初想定していた改革は遠く及ばない結果となってしまった」という衝撃的な発言からパネルディスカッションがスタートしました。

 

 シカゴ大学では大学院も合わせて、約100人もノーベル賞を輩出しているにもかかわらず、東京大学にはノーベル賞受賞者数がそれほどいない理由として、下村氏は入学試験の形にその原因があると指摘されました。

 

 外国では基礎的な学力があることは大前提として、面接や論文などを通じて伸びしろのある学生を取っているが、その一方で日本では入試制度を変えようとしても、「島にいる人が受けに行けない」「10万人の記述を添削することは不可能」といった過度に公正や平等を求める意見が沢山出てしまい、改革を行うことが出来ないのが日本の現状であるというお話がありました。

 また、人材教育の観点からアチーブメント株式会社 青木仁志氏からは「人生の目的を問われて答えられる学生を育てなくてはならない」「なぜ、誰のために、成功したいのか。そういった志教育が必要である」という発言がありました。

 

 その意味で、青木氏は大学教育には「幸せになる事」「周りの人を幸せにしたい」という「志」を育てる機能が欠けているおり、大切なことは、「無」から「有」を生み出す教育、「こういう人間になりたい」「こういう人生を歩みたい」「日本の社会に貢献したい」といった自主的な取り組みを尊重し、生きていくことの重要性を繰り返し、お話をされていたのが印象的でした。

 経済産業省 浅野大介氏からは、下村氏と青木氏の話を受けて、日本は遠く昔に高度経済成長期が終了し、知識を単に蓄える社会は終わりを迎えていることを自覚し、これからはもっと主体的に動く人間を増やさなければならないと指摘がありました。

 

 その意味で、大学入試改革制度については、二元論ではなく、様々な入試の形が担保され、人それぞれが選択して勝負できる入試が必要であると主張されました。

 

 また、学生に向けて、時間が沢山ある今こそ、留学に行くなどすることで視野を広げて自分の可能性を広げるべきだというアドバイスをいただきました。

​以上

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