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第6回研究会
『選択的夫婦別姓と女性の政治参加』
講師:矢田 わか子氏
​   井田 奈穂氏

  2022年9月13日(火)、昨日行われた参議院選挙では、女性候補者が全体の 33%と過去最高となり、また社会の多様化が進む中に於いて、改めて選択的夫婦別姓やジェンダー問題への関心が高まってきていることを踏まえて、『選択的夫婦別姓と女性の政治参加』と題し、第6回研究会を実施しました。

​ 講師には、NPO法人として各党に選択的夫婦別姓制度について働きかけを行っている「選択的夫婦別姓・全国陳情アクション」事務局長の井田奈穂氏、そして国会議員として立法府の立場から法整備に取り組まれてきた前参議院議員で、国民民主党顧問の矢田わか子氏をお招きし、3つの論点(選択的夫婦別姓制度の議論、選択的夫婦別姓制度の先進的事例、女性の政治参加)についてお話を伺い、会員からの質疑応答にもお答え頂きました。

 研究会前半では、井田さまから選択的夫婦別姓の基礎的な知識(各種メディア世論調査の結果や当事者の声、諸外国との比較)についてご説明を頂き、実際に事実婚カップルの当事者の方からも生活の中で困っていることや不便なことについてお話を頂きました。

 そして、研究会後半では、矢田先生から国会での選択的夫婦別姓議論の流れや、委員会質疑での担当大臣や総理の答弁についてご説明頂いた後に、女性の政治参加について、国会議員として感じた問題点などを赤裸々にお話頂きました。

 会員からの質疑応答では、選択的夫婦別姓制度に対して賛成者も反対者もいる中で、お互いに論点整理をしながら、どちらかを強制するのではなく、双方の意見、そして多様性を尊重する必要があるという結論に至りました。

 晩婚化、少子高齢化が進む日本において、継続して議論が必要なテーマだと再認識し、引き続き、勉強をしていきたいと思います。

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​講演中の様子

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​記念撮影

​以上

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