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​イベント開催
『第3弾Z世代カフェ 若者が今、思うこと。

​2023年1月29日 17:30~20:30
@ベルサール六本木グランドコンファレンスセンター

  2023年1月29日『第3弾Z世代CAFE 若者が今、思うこと。』を開催いたしました。

 Z世代カフェシリーズ初めてとなる対面開催で、「失われた30年」をテーマとし、3時間にわたってディスカッションおよびシンポジウム形式でお話を頂きました。

 また、今回のイベントには、Z世代を中心として約120名が参加し、日本の未来社会について改めて真剣に考える場となりました。

​1.概要

・日時:2023年1月29日(日)17:30~20:30

 タイムテーブル

17:00 開場

17:30 開会、司会挨拶(司会:加藤みづな)

17:32 主催者挨拶(未来政治経済研究会代表 島田光喜)

17:37 パネリストのご紹介(司会:加藤みづな)

―――第1部 パネルディスカッションスタート―――

17:45 テーマ1つ目『人生とお金』(モデレーター:若新雄純氏)

18:15 テーマ2つ目『人生と家族』

―――休憩―――――――――――――――

18:45 休憩

―――第2部 シンポジウムスタート―――――――――――

18:55 パネラー紹介(モデレーター:島田光喜氏)

19:00 テーマ1つ目 『失われた30年の要因は何か?』

19:20 テーマ2つ目 『賃上げと労働市場の流動化について』

19:40 テーマ3つ目 『VUCA時代に求められる大学教育とは?』

20:00 テーマ4つ目 『これからのZ世代に期待すること』

―――クロージング―――――――――――

20:20 クロージング(司会:加藤みづな)

20:30 アンケート、閉会

 

・場所:ベルサール六本木グランドコンファレンスセンター

※YouTubeにてオンライン同時配信

 

・演題:『Z世代カフェ 若者が今、思うこと。』

第1部 わかしん。とZ世代が日本社会を考える

 「人生とお金」「人生と家族」

 

第2部 「失われた30年」からの脱却のために

①失われた30年の要因は何か?

②賃上げと労働市場の流動化について

③VUCA時代に求められる大学教育とは?

④これからのZ世代に期待すること

 

・登壇者

第1部

モデレーター:

若新雄純(慶応義塾大学特任准教授、㈱NEWYOUTH代表取締役)

Z世代ゲスト:

五百旗頭アレン(東京大学経済学部4年、Edtech学生起業家)

矢田いおり(㈱アジアンファイナンス代表、IFA)

河暎健(東京大学医学部4年)

茶山美鈴(早稲田大学法学部3年、有志団体Health for all代表)

 

第2部

モデレーター:

島田光喜(未来政治経済研究会代表)

パネリスト:

鈴木英敬(衆議院議員、内閣府大臣政務官、元三重県知事)

大山みこ(経団連総務本部政治担当統括主幹、CATCHY代表)

若新雄純(慶応義塾大学特任准教授、㈱NEWYOUTH代表取締役)

 

・主催:未来政治経済研究会

 

・後援特別スポンサー:

 学校法人メイウシヤマ学園 ハリウッド大学院大学

 公益財団法人松下幸之助記念志財団 松下政経塾

 

・協賛パートナー:

 イチニ株式会社(選挙ドットコム)

 CPAエクセレントパートナーズ株式会社

 株式会社法学館(伊藤塾)

 株式会社POTETO Media 政治部「ZEXT」

 

・協力団体:

法政大学志雄会、学習院大学国際政治研究会、成蹊大学政治学研究会、早稲田大学鵬志会

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 総合MC:加藤 みづな

​主催者挨拶:島田 光喜

 『Z世代カフェ』は、新型コロナ感染症の拡大により、大学の授業やサークル活動など特に若者が大きな不自由を強いられていたことに端を発し、若者と社会現場の最前線にいる識者が接点を持てるようなコミュニティ、そしてオンラインで同じような社会問題に対して問題意識を持つ同志がつながれる場所を作りたいという思いで2021年8月頃にスタートしました。

 1回目は1回目は、超党派の国会議員16名による『Z世代カフェ~政治家と語ろう~』を開催し、2回目は2022年5月に政治家・官僚・財界人の3名による『Z世代カフェ~大学を語ろう~』を開催してきました。

 今回は、その第3弾企画として、「失われた30年」に焦点を当て、これまでの30年間の振り返り、今を生きるZ世代の率直な意見、そしてこれからの日本社会の展望について、Z世代カフェシリーズ初となる、対面で企画となりました。各パネリストの皆さんをはじめ、後援や協賛の企業様など、多くの関係者の皆様のご協力の下、大きな滞りもなく閉会を迎えることが出来ました。誠にありがとうございました。

​2.第1部 わかしん。とZ世代が日本社会を考える

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 第1部では、慶応義塾大学特任准教授の若新雄純氏のモデレーターのもとで、4人のZ世代ゲストと共に「人生とお金」「人生と家族」という2つのテーマについて60分間でディスカッションを行いました。

 まず、「人生とお金」では、「いくら稼ぐか」ではなく「いかに貧しい状況を脱するか」が重要であるという視点がZ世代ゲストから提示されました。

 

 「お金を気にする=かっこ悪い」という風潮があり、社会貢献しているか否かが重要視されているという意見も続き、「従来は、『年収』などの定量的な指標でマウンティングがなされ不毛な僻みが生まれていたが、今のZ世代が重視する『社会貢献性』は定性的な指標であるが故に比べられず、多様性な生き方に繋がっているのではないか」という鋭い意見もZ世代ゲストから指摘されました。

 次に、「人生と家族」では、Z世代はSNSで共通の趣味を持つ友達と交流したり、サブスクで好きな映画やドラマを見られるような個別最適な環境で育ってきたという前提条件を共有しました。

 

 しかし、人間関係はテクノロジーがもたらした「リセット可能性」と真逆の特徴を持ち、特に家族のような一つのことに「コミット」しなければならない状態はZ世代の価値観と相性が悪いと言う意見が出されました。

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​3.第2部 「失われた30年」の脱却のために

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 第2部では、内閣府大臣政務官で元三重県知事の鈴木英敬衆議院議員、経団連政治担当統括主幹の大山みこ氏、そして慶応義塾大学特任准教授の若新雄純氏の3名によるシンポジウムを実施しました。

 第1部でZ世代ゲストから出た意見を踏まえて、「『失われた』30年の脱却のために」と題し、4つのテーマ(①失われた30年の要因は何か?②賃上げと労働市場の流動化について③VUCA時代に求められる大学教育とは?④これからのZ世代に期待すること)について取り上げました。

 まず、第1のテーマでは、「人口減少や労働市場の硬直化により新陳代謝が起こっていない」、また、「アメリカのようなスタートアップ支援が不足し、弱者救済に重きを置いた政策に要因があるのでは」とのコメントを頂きました。また、「企業の意思決定層に多様性がなく、製品に『ダサさ』が反映され、日本製のカフェやスマホを選択する人が少なくなっているのではないか」という指摘がありました。

 次に、第2のテーマでは、『労働市場の流動化』が「一人当たり賃金上昇率」に繋がっており、終身雇用や年功序列の日本型経営からジョブ型雇用への移行が急務であるという意見が各パネリストの方から、共通した意見として提示されました。

 

 そして、第3のテーマでは、スキルを学ぶ前に、異文化との交流や実践的なリベラルアーツ教育を通じて感性を養い視野を広げる教育が必要であるということ。また、一つの解を見つける教育ではなく、追い込まれた状況でも何とか解を見つけようという生きる力を高められる経験が必要だとの指摘を頂きました。

 

 最後に、第4のテーマでは、Z世代は世の中の情勢に敏感だからこそ保守的な傾向がある。しかし、自分たちが養ってきた感性を用い、言語化しにくい事柄にはっきり意見を持ち、挑戦していってもらいとのZ世代に向けた激励のお言葉があり、閉会を迎えました。

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​以上

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