top of page
早稲田大学公共政策研究所 共催
SMPA( Schoolmate of Masters in Public Affair)プロジェクト
この度、早稲田大学公共政策研究所と未来政治経済研究会の共催によって、公共政策大学院生およびその他政策に携わる人材のプラットフォーム化を目指し、「SMPA (Schoolmate of Masters in Public Affairs)プロジェクト」を始動致しますので、ご報告します。
企画趣旨
2003年に専門職大学院制度が改正され、早稲田大学大学院公共経営研究科として、日本に初めて「公共政策大学院」が設置されてから今年で20年になります。
この間、各地の公共政策大学院は①国家公務員・地方公務員、政界・財界への人材輩出、②新卒者・社会人・留学生といった多様な人々からなる大学院として「新しい大学のあり方」を示してきました。
一方で、公共や公共政策をめぐる議論は大きく変化しています。government からgovernanceへという言葉のように、政府や公的セクターといった担い手だけでこれらを議論することはできなくなりつつあります。
現在の日本を取り巻く政治課題に目を向けても、従来のように一つの組織で解決できる問題は少なくなっています。こうした現状に対し、全国にある公共政策大学院の現役学生・卒業生が協調し、多角的な視点から公共政策に継続的に関わることが必要では無いか、と考えられます。
しかし、現状の大学院生・卒業生のネットワークは限られた範囲に止まっています。各大学には卒業生の同窓会・同門会が設置されているものの、こうした繋がり方は学校の先輩・後輩といった従来の「タテの関係」に終始しがちで、公共政策議論のための場を用意できていません。
また、こうした繋がりですらコロナ禍により弱くなりつつあります。結果として、現在の公共政策大学院およびその他の政策を研究する大学院の体制のままでは、将来数十年の公共政策の可能性を狭め続けることになってしまうことが危惧されます。
以上の問題意識から、早稲田大学公共政策研究所および未来政治経済研究会の共催で、次の3つを設立の基本理念として掲げ『SMPAプロジェクト』を始動します。